「想像してみましょう。あなたが生まれる前、あなたは小さな光のしずくで、宇宙を創造している力とつながっていました。あなたは、偉大な地球を見下ろしました。素晴らしい生命体に満たされたなんと美しい惑星。あなたは、地球における生命の可能性をじっくり考え始めました。読者のみなさん、いのちの尊さを覚えていますか?愛、光、喜び、調和、平和、平等、そして全てにおける豊かさ。全てのいのちは、これらを経験するために創られていることを覚えていますか?もし、あなたがこれを肌で感じることができるのであれば、あなたはそれが真実であることを知っています。もし、感じることができない場合でも、あなたが思い出すことを私が助けるので、失望しないでください。このコミュニティに集う私たちは、スピリチュアルな光とエネルギーを集め、全ての生命体のもつ素晴らしいいのちを思い出し、またそれを創造することができます。私たちは、自分のビジョンを思い出し、それに焦点を合わせ、そのビジョンの元に団結する必要があります。これが、時代が変化する時に、私たちが共に繫栄する方法です。」以上は、サンドラ・インガーマン(Sandra Ingerman)著「時代が変化する時に、私たちが共に繫栄する方法」(Weiser 2010)より抜粋しました。
(サンドラさんの教える)「地球のための薬(the Medicine for the Earth)」ワークショップで用いる様々なスピリチュアルな教えを探していた時のことです。深遠な信仰の根本原則に私は気づきました。それは、すべてのいのちは光でできているということです。人間はエゴがあると、私たちはしばしば自らの本質を忘れ、自分の性格や体が自分であるように過度な認識をしています。そうではなく、本当のところは、私たちの体は光でできています。
錬金術師は鉛を金に文字通りには変えませんでした。 むしろ彼らは、鉛のように重い意識を、金のような軽い意識に変えました。「マタイによる福音書」5章第20節から第30節の中で、イエス・キリストは、私たちの内なる光をかごの下に隠さないようにすることに挑戦するよう伝えています。世界中の神秘主義者がヒーリングで奇跡を起こす時、彼らは輝き、光を発しているように見えます。「地球のための薬」ワークショップを通して、私はすべてのスピリチュアルな教えにおける光の概念の重要性について書いています。
私たちは光です。輝くためにここに来ました。しかし、ほとんどの人々は、自分の本質や、なぜこの地球に来たのかを忘れています。 私たちは愛と光から創造された、愛と光の存在です。私たちがこの世界でなるだけ十分に輝くことは、私たちが生まれながらに持つ権利です。
ほとんどの人々は、幼い頃に輝きすぎないように教えられてきました。私たちが輝きすぎると、誰も私たちを愛しません、と教えたのです。「星」はほんの数個しかありませんが、あなたではありません。そのような言葉に聞き覚えはありませんか?
なぜ地球上には星が数個しか存在できないのでしょうか? 星空を見上げたときに、誰かが「あの星がそんなに輝かなければいいのに。あの星は他の星より輝いている。」と言っているのは聞いたことがありません。なぜ私たちはそのような信念を持っているのでしょうか?
私たち全員が自分の光を照らす時が来ました。それは私たちの見上げる夜空の美しさとして現れます。世界の暗い場所を照らすことができるように、私たちは再び自分の内なる輝きを見つける必要があります。
毎月私たちは、「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を創りましょう。このネットワークは、今それを必要とする場所に光をもたらすだけでなく、私たちを癒し、私たちの本質が光であることを思い出すのに役立ちます。自分が光の存在であることを覚えている何千人もの人々。これらの人々とつながっていると知ることはまた、大きな癒しになります。私たちがこの概念を他の人々と共有するとき、私たちが織り成す「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」は成長し、それが地球と地球上のすべてのいのちに影響を与えることを私は知っています。
「地球のための薬」プログラムでは、「(こうしたいという)意図を持つこと + 調和 + 愛 + 集中すること + 焦点を当てること + 団結 + 想像 = 変革」だと教えています。この公式は、私たちの内なる光を思い出し、それを己の外に輝かせるのに役立ちます。
あなたの本質である光に触れるために、リラックスできる心地よい音楽をかけ、(あなたの内にある)静かな場所に入りましょう。深呼吸をすると、内なる中心の場所に行くことができ、そこで調和と愛を感じることができます。内なる光と輝きを経験したいという意図を持って、自分の内面に深く入っていきましょう。そのようにすると、創造主や宇宙の力とあなたが一つになった状態を作り出すことができます。あなたの心の意図に気持ちを向け、集中しましょう。想像力を働かせて、内なる光を感じたり見たりしましょう。あなたの光を自分を通して十分に輝かせることを、自分自身に許可しましょう。この光はいつもそこにあり、枯渇することはありません。あなたの内なる光を共有したり、その光で自分を満たす時、その光の容量は無限大です。その内なる光は破壊されたり、失われることはありません。その光が枯渇することを心配する必要はありません。なぜなら、光の源はいつも豊かに光を満たしているからです。
あなたの全身で体験していきましょう。あなたという存在の核になる部分から光を輝かせることから始めましょう。その光をあなたの体のすべての細胞に浸透させましょう。内なる光が自分を満たしたことを感じたら、生態系のネットワーク(the web of life)と自分自身をつなげ、鼓動を感じましょう。体に鼓動を感じながら、光を輝かせましょう。あなたの体の全ての部分を通して、内なる光があふれ出していきます。
内なる光の豊かさ、そして、その光が自分を通して輝くことを体験したら、もう一度、深呼吸し、あなたが今ある(変性)意識状態から、(顕在意識)へと戻ってこようという意図を持ちます。(顕在意識に)戻り、目を開け、体を感じ、つま先を小刻みに動かしましょう。 そして、世界に癒しのエネルギーをもたらすために輝きたいと思っている他の人々とつながる準備ができていることを知りましょう。
あなたご自身を通して、光を輝かせる実践を始めましょう。次は、一日中、光を吸い込み、光を吐き出すということを実践しましょう。
あなた自身の光に触れて、自分の人生に光を照らすとき、あなたは自分のバイブレーションを変えるでしょう。私たちが光を集めて、世界中で共有するとき、私たちは地球のバイブレーションを変えます。ご自身の意図に集中し続けることがとても重要です。
このワークを行うときには、お祈りや言葉を唱えることを行わないことをお勧めします。ただ輝いて、地球レベルの「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」に参加しましょう。その光のネットワークは、世界中のすべての暗い場所に手を差し伸べます。
最初の瞑想は、光が戻ってきたことを祝う2000年の冬至に始まりました。この冬至の瞑想の間に、人々は (私から) 瞑想の方法について説明を受けていました。その説明の内容は、各人が住んでいる場所で冬至 (南半球では夏至) が始まったときに、彼らの光を輝かせ始めるように、というものでした。これによって、国から国へと冬至の始まりが移動するにつれて光が大きくなりました。光は世界中を巡りました。しかし、私たちはそこで止まりませんでした。私たちは昼夜を問わず、光を輝かせ続けました。このようにして、世界中に「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を拡げ始めました。冬至と夏至に輝かせ始めましたが、そのネットワークは昼夜を問わず、活き活きと生き続けています。
「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を創る瞑想は、満月ごとに続きます。満月の力が私たちの届ける光を大きくしてくれます。それぞれの満月は、あなたの光を輝かせ、あなたが昼夜を通して、地球レベルの「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」につながっていることを目に見えるようにしてくれます。満月の度にこのワークを続けましょう。ご自身の生活と地球上で起こり得る癒しとバイブレーションの変化を想像してみましょう。
(シャーマニック・ヒーリングの)満月の儀式で、グループでワークする場合は、あなた自身の輝きを伝える時に、手をつなぎ、グループの人々の光を一つにしてください。あなたのグループの光が、世界中のグループとつながっていることを体感してください。自分自身が、巨大な「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」と一つに溶け込む体験をしましょう。
もしあなたが一人でワークするのなら、もう一度内なる静かな場所に入り、あなたの輝きを自分自身を通して輝かせていきましょう。世界中で輝いている素晴らしいコミュニティが、大きな「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を織り成しています。ご自身がこのネットワークに溶け込んでいることを体験してください。
ある友人は、子供たちはいつも輝いていることを私に思い出させてくれました。子供たちも誘って、一緒にワークしましょう。
すべてのいのちは光であることを思い出してください。あなたは光です。私たちみんなが光です。みんな一緒に大きな輪になり、「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を創ります。
2010年に、ケイトはデラウェアで「地球のための薬(Medicine for the Earth)」のトレーニングを教えており、ある提案を書き記してくれました。彼女は毎月地元のグループで、「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を織り上げています。そして、彼らは次のようなワークをしています。
「『人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク』を上と外に織り上げる代わりに、私たちはそのネットワークを地球に根付かせます。すべての根が他のすべての人の光とつながると、光が地球から飛び出すように放射され、地球上のすべての存在を包み込みます。」
(スピリチュアルな) 原則を用いると、スピリチュアルなコミュニティは、上にも、下にも、内にも、外にも、発展しうるのですが、特に内面が発展することは重要なことです。多くのスピリチュアルコミュニティでは、スピリチュアルなワークの間、体から離れる傾向があります。一方で、私たちのワークの強みは、星が内側から輝くように具現化されることです。このことによって、私たちのワークの強みが本当に増幅されます。
毎月行うヒーリングのご説明~私たちのグローバル・コミュニティのために
(Instructions for Monthly Healing For Our Global Community)
意識の変化がどんどん速くなっているようです。意識の変化がより速くなることで、私たちは調和して生きる方法を学ぶので、もちろんたくさんの恩恵があります。私たちの人生に起こるすべての変化には死が必要です。なぜなら、私たちが新しい覚醒と意識の状態に移行する時には、私たちは自分をサポートしないものを手放す必要があるからです。
最近のようにこれほど多くの人々が苦労しているのを見たことがありません。
私がしばしば自己変革ニュースに書いていることがあります。私たちは意識と覚醒の状態では、さまざまな逆説的なことに対して、踊るようにしながら対応することを学ばなければならない、ということです。なぜかというと、(物事の中には)多くのレベルで同時に動いていることがあるからです。
あるレベルでは、私たちは皆、魂(spirits)のレベルでつながっています。霊的な状態ではずっと、私たちには神性があり、完璧な存在です。同時に人間の状態では、一部にエゴがみられます。エゴ自身は、自分が他のいのちから切り離されているとみなします。そして、分断の状態は、恐れ、怒り、および他のさまざまな感情を生み出します。分断の状態では、肉体的な病気を引き起こすこともあります。
私たちが変容のワークを実践し続けると、分断の状態をヒーリングし始めます。私たちは高い意識状態に入っていきます。私たちは、宇宙が完全であるという法則に身を委ねることを学ぶ必要があります。その学びは時々大変なことがあります。そのような時には、内なる神の光を思い出し、そこから助けを得ることが必要です。
自己変革ニュースを読んでいるこの世界的なコミュニティを助けたいと思い、「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワークを創る」(“Creating A Human Web of Light”)ためのヒーリングのワークを付け加えることにしました。満月に、地球の内側と全体に光の網を織り続けます。そして、助けを求める人たちのために、私たちが輝きを放つことができる輪を作ります。
以下が私の提案です。そのワークで、もしあなたがセラピスト役としてボランティアをしたいと思ったら、他のセラピストと一緒に学びの輪(*)に入り、立ったり座ったりしていることを想像してください。この自己変革ニュースが多くの言語に翻訳されていると思い出してください。私たちは、一緒にワークする大きなグローバル・コミュニティです。
私たちの内なる神の光を感じ、その光を学びの輪の内側に放射することを、心の中で意図してください。
その学びの輪の中には、苦しみはありません。互いの内にある神性が完全であることに感謝しましょう。苦しみの種類で人を枠にはめて見ないようにしましょう。彼らの精神性を高め、神性に近づけてあげましょう。
作家であり、講演家のエリック・パール(Eric Pearl)が次のように説いています。「量子物理学では、一つの粒子の振る舞いを変えると、他の場所にある別の粒子は、直ちに反応します。(2つの粒子の間の距離は) インチで表す距離であろうが、宇宙ほどの距離であろうが、反応は同じです。低い波長は、高い波長を下げるか、逆に高い波長に同調します。その逆はありません。
地球のための薬(the Medicine for the Earth)のワークの根本的な原則に戻りましょう。本来の自分になること・自分の存在・私たちが放射する愛と光。私たちはそれらによって世界を変え、他者を癒します。
私たちは自分のエネルギーを送ったり、自分の力で誰かを癒したりするわけではありません。助けを必要としている人のために、私たちの内にある神聖な光と愛がただ流れ、その人の内にある神聖な光をきらめかせるのです。
セラピストの輪の中で、立ったり座ったりしている自分をイメージしてみましょう。変容のワークを行い、両手をその輪の内に向けて、あなたの内なる神聖な光と愛を放射しましょう。
もしあなたに助けが必要なら、世界の人々と一緒に輪の中で横になっているところをイメージしてみましょう。
あなたの役割は、セラピストが届けてくれる光を吸収することです。喩(たとえ)を用いると、あなたの全ての細胞が、神聖な光と愛を吸収しやすくなるかもしれません。あなたにぴったりの喩が得られることを願って、ここではいくつかの例をご紹介します。(1つ目の喩)乾いたスポンジをイメージしてください。そのスポンジは水の中に置かれ、水分を吸っています。(2つ目の喩) 何日も何週間も雨の中にあった花を思い浮かべてください。そこに太陽が輝き、花が太陽光線を吸収しました。(3つ目の喩) 太陽を浴びすぎた花がありました。そこに雨が降り始め、花が水を吸い上げ、花に滋養と命を与えています。(4つめの喩) カーテンが引かれていた部屋で、そのカーテンが開き、太陽の光が部屋にみなぎりました。
輪の外の光が、あなたの内なる光を輝かせ、体の全ての細胞を通って流れていきます。このことは、自分という存在が、神が与えてくださる完全な存在であり、「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」(the web of light)とつながっていることを再認識させてくれます。このことは、感情的・身体的な病気を生み出す分断を癒してくれます。また、このことは、人生が私たちにもたらす試練や機会に対処するためのパワーと力を、私たち皆が持っているということを思い出させてくれます。
あなたは両方の役割を、昼と夜の異なる時に行うこともできます。あなたはある時にはセラピストの役割をしたり、別の時には学びの輪の中心で横になっていることもできます。
私たちは時間という概念を超えてワークしているので、いつこのワークをするかということは重要ではありません。私たちみんなが(一緒に)ワークできる時を調整する必要はありません。
「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を創る時と同じように、私たちのワークは満月だけに限定されていません。私は、自分の心が呼ぶときにはいつでも、「人間の(心の内にある聖なる)光でできたネットワーク」を育てています。日々、私たちのグローバルな学びの輪に向けて、自分の内なる光を輝かせ続けることが、私たちには確かにできます。本当のワークは、一呼吸ごと、一歩ごとに、私たちの内なる光をどのように世界に輝かせるか、学んでいくことです。
註(*印): シャーマニズムのワークショップは、生徒が先生を囲むように輪になって行われることが多いため、このような表現をしています。